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人として成長する人としない人の決定的な違い

簡単に結論

今とは異なるコミュニティに参加して、そこにある知識を吸収できるか否か。

これが長い人生で人として成長できるかどうかの決定的なポイントになります。

この記事に書いてあること

  • 地元に残った友達との会話がつまらない理由
  • 人の成長は「新しい人間関係から生まれる」という説
  • 自己を成長させるための行動の具体例

はじめに

先日私の実家のある神奈川のど田舎に帰った際に、中学時代の友人達とばったり出くわしてそのまま飲み会に行ったんです。
彼・彼女ら五人は高校卒業後に地元に戻り、それ以降ずっと一緒につるんでいるのだと言う。なんと15年。

で、そんな人たちと飲み会で会話したんですが、その会話がとにかくつまらない。

とはいえ先に宣言したいのは「地元の田舎に残る選択をした人たちをディスる意図は一切なく、会話が合わないと思う理由を考察する」という趣旨であるということです。

ただ、結論を先に言うと

今後の日本においては、「地元の田舎の友達と会話が合わない」と言うのは良いことである可能性が高い

いうことです。

前提

ここでいう「地元の田舎」と「田舎でないところ」の境目は以下のように考えています。
特に話をシンプルにするために多少雑な括りをしますが、今回の話においては差し支えありません。
また、今回の対象はいわゆる「普通のサラリーマン家庭」であり事業家や大地主などは対象外です。

  • 地元の田舎に該当するところ
    • 各県の人口1位の都市ではないところ
  • 田舎に該当しないところ
    • 人口50万人以上の市区町村
    • 東京5区(千代田区、中央区、港区、渋谷区、新宿区)

このざっくり区分でいきましょう

地元に残った友達との会話って楽しいですか?

本題ですが、いきなり核心です。

「地元に残った友達との会話って楽しいですか』」

これは大抵の人が楽しいと思います。
久しぶりに再開したりしたら色々な昔話に華が咲くと思いますし、郷愁の念に駆られると思います。

では、「その集まりが毎月あったらどう感じますか?」今回のメイントピックはこれです。

例えば会社の同期仲間との飲み会や仲の良い上司先輩後輩などとの飲み会であればお金の面を除けばさほど苦にならないと思います。
でも、地元の友達との飲み会が毎月あったらどうでしょうか?
だんだん思い出話も尽きてきて、何を話せば良いかわからなくなると思います。

たとえばこれは「新宿で働いている人が、地元である熱海の友達と熱海で飲み会がある」と仮定してください。
だんだんと「移動の時間や交通費がしんどいな」という思いの方が強くなってきます。

なぜこんなことが起こるのでしょうか?

それは、地元に残った友達は小学校から中学校くらいの価値観のまま他所の考え方などを取り入れずに大人になっているからです。

要は「その地元に昔からある、昔からのやり方、地元特有の謎ルール」が幅を利かせている世界しか知らないからです。

大都市で生活するとわかりますが、上記のようなものは基本的にほとんどありません。
あったとしても、それは昔からそこに住んでいる人たちが守っているだけで大多数の外部から来た人間はそんなこと気にも留めません。

大都市では、人間関係は希薄かもしれませんが実に多様な考え方の人たちと関わる機会があります。
「え、そんなことするの」とか「この人本当にすごい!」なんていう衝撃が結構頻繁に訪れます。

つまり地元の人との話が面白くない理由は「価値観が小中学校からアップデートされていない人と、大都市で生活して価値観がアップデートされた人の間で知識や生活レベルに埋めがたい差が発生するから」です。

そしてこれは人間関係の固定化から生まれている問題です。

価値観のレベルが合わない人との会話はつまらない

価値観のレベルが合わない人との会話はとてもつまらないです。
「価値観が合わない人」ではなく「価値観のレベルが合わない人」です。

ここでいう「価値観のレベル」とは、知識量のレベルと言い換えても良いと思います。

例えば

  • 大都市では〇〇が流行っている、この店が美味しい
  • こんな技術が注目されている
  • この実業家がすごい

などの話は田舎ではほぼ通じません。

私の田舎の友人の会話は

  • 中学校時代の話
  • 中学の先輩後輩の話

この辺がほとんどです。
これは高校進学で一度出た人も地元に戻っているからだと思っています。
つまり、中学までは全員共通の世界観を持っています。
基本的に過去にガッチリ囚われているということになります。

一方で地元から出た人は、どんどん新しい出会い(人・物)を続けているので、中学時代の話なんか忘れている人がほとんどではないでしょうか。

ここにめでたく価値観のギャップが生まれると言うわけですね。

田舎が悪いのではない、悪いのは人間関係の固定化

本質を突きます。

ここまでの話で「田舎が悪」みたいになってしまったのですが、そうではありません。

悪いのは「人間関係がアップデートされていない」という一点です。

ここまでの例も、「地元だけで」「中学生の世界観のまま」でいることが悪と言っており、「多様な人間を見ること」が重要だと示しています。
多様な人間と関わるには大都市の方が良いと言っているにすぎません。

田舎の地元というのは固定化された関係性からくる「静的な生活」、大都市というのは「自分が行動すれば」多くの人間と関わって新しいことを知れる「動的な生活」と言えるかもしれません。

新しいキーワードですが「自分が行動すれば」変えられるのが大都市での生活です。良くも悪くも自己責任です。
逆に田舎で新しいことをやろうとすると結構叩かれます。

今の時代はSNSなどで田舎に居ながら都会の価値観に触れる機会は多くなりましたが、それでは足りません。
SNSで触れる知識というのはあくまで第三者的な物でしかなく、「自分ごと」になっていないのです。
つまり「知っている」だけで「できる」に昇華されません。

今後の日本で活躍するには、人と関われ

新しい価値観に触れるために新しい人と関わっていくことが大事です。

今後の日本は非常に厳しい国になることが確実視されています。
少子高齢化の進行や国際競争での敗北などにより「現状維持」ということさえできない世の中になってきました。

そんな中でもより良い生活を目指すために必要なのは「いかに多くの知見に触れるか」ということだと思います。

じゃあ、その「知見に触れる」ってどうやるの?という話ですが、以下のものは非常に有効だと考えています。

  1. 大都市で働く
  2. 「ちゃんとした」実業家の多くの本を読む
    インフルエンサーと言われるような虚業の人の本はやめましょう。堀江社長や森岡さんのような本物の実業家の方がいいです。
  3. (Youtubeでもなんでも良いので)講演会に参加する
    こちらもインフルエンサーのものはやめましょう。

これまで散々田舎を悪者っぽく書いておいてアレですが、結論としては「田舎でも都会でもいいから、新しい価値観に触れ続けろ」ということですから、上記の通り2、3をやっていくだけでも大分成長できます。

そして、成長した暁にはこう思うはずです。

「あ、大都市に出よ」

そしていずれ、大都市で成長した暁には、確かな実績を以て田舎に大改革をもたらせるような人になっていると思います。

まとめ

全く新しいコミュニティに積極的に関わっていって、新しい価値観を取り入れていくことが重要だと書きました。

これは私自身の経験からも明らかです。

技術者として社会人になってから、多くのお客さんとともに仕事をする中で新しい視点や発想を得て、SE志望だった自分は今、コンサルタント的分野にフィールドを移しています。
社内のSE達とだけ仕事をしていたらコンサルタントにはなっていなかったでしょう。
そしてさらに、部署を異動した際には自分のやりたいことを貫くために副業で起業をするまでに至りました。

こういったコミュニティの変遷こそが、人を変えていきます。

今の日本は完全に落ち目の国です。

そんな中で「静的な生活」、要は現状維持的なマインドで過ごしていては徐々に苦しい生活になってしまいます。
いますぐにでも、新しいコミュニティを探してみましょう。

最後に、コミュニティを変える時に重要なのは

今まで属していたコミュニティを完全に捨てるわけではないと言うことです。

あっちにも所属しているし、こっちにも所属している。

そんな時代が当たり前になりつつあります。

そう、DAOの登場と発展により。

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