若手SEを救いたい社畜の手記

わかすくしゅき

マコなり社長さんの「UNCOMMON」炎上とビジネスのための自己啓発について思うところ

はじめに

各サービスや登場人物を批判する気は一切ありません。個人的な意見です。

個人的見解

この内容で16万高くね?です。

1ヶ月間以下の時間帯で参加必須となるようです。

  • 月~金:7:00~7:30
  • 土日祝:9:00-11:00

以下の特徴があるとのこと

  • オンラインですが欠席・遅刻は禁止。
  • 受講生とペアでワーク。

内容は、「成果を出すための3つのスキル」ということで

  • 最速で問題を解決に導く思考力
  • 確実に伝わる文書力
  • 心を動かすコミュニケーション力

一言でいうとありふれているというか、本屋で2000円で売っているような内容に見えます。

コトの発端

  • 日頃から後輩に対して自己啓発の重要さを説いているのですが、その中で「自分はルーズだから学校みたいなところに行かないと継続できないという意見
  • 大好きな「もふもふ不動産」さんの動画でUNCOMMONが炎上していると知る
  • 内容を見て愕然(確に炎上するかもな・・・・と)

私が後輩に伝えている自己啓発とは、「ボランティア行け」とか「セミナーに参加しろ」みたいな「おぉ・・・」ってなるものではなく、もっと物事の根底にあるものを学習するのが重要だよと言っています。
※ボランティアやセミナー参加は素晴らしいと思うのですが、所謂「意識高い系」と言われてしまう人たちが使うような意味合いではないよというコトです。

これはコヴィー先生の「7つの原則」に近いもので、表面的なことではなく中心にある不変のものを理解することを目指して学習してね。という意味でして、これこそがビジネスにおける効率的な自己啓発につながると思っています。

小手先のスキルは役に立たないよ、実戦ですぐ役立つとかいうものはすぐにメッキが剥がれるよ。と少し過激に言い換えるとわかりやすいかもしれません。

小手先のスキルとは・何が問題か

例えば、良くある「見やすいプレゼン資料の作り方」というテーマでみましょう。

若手男性
パワポ資料を勉強するぞ

こうなった場合、概ね以下のような情報に行きつきます。

  • 余白を十分に取る。
  • フォントは〇〇がいい。字の大きさは〇〇以上。
  • オブジェクトの縦横の開始位置・間隔は揃える。
  • 1スライド中の色は写真や画像を除いて○色以内。

こんな感じですよね。で、これらを一生懸命意識して色々調べて資料を作れるようになったとしましょう。

ではこれで綺麗に資料を作れるようになった人に、PR用のポスターを作って欲しいと言ったらどうなるでしょうか。PR用ポスターの作り方を勉強することになるでしょう。

同様に分析レポートをExcelで作ってくれと言ったらどうなるでしょうか。分析レポートの作り方を1から調べないと作れないですよね。
※もちろん、ある程度は共通するでしょうが。

つまり、根本的な理解をしないまま各文書用に最適化されたスキルを身につけても辛いだけだよということです。
なぜかというと、それらの知識は基本的には点と点になっており、面で支えるベースが作られていないからです。

新しいことをするたびに、また部分最適で1から勉強しなおしになります。後から振り返ったときに知識が雑然と散らかっているという状況に陥ります。

このような状況に陥らせるような、とりあえず即効性はあるけども根本的な理解にはなっていないようなものを「小手先のスキル」とコヴィー先生は表現しています。

重要な観点が抜けているため、パワポ資料もポスターも報告書もレポートも【この場合はこうする】という部分最適になってしまう。

【パワポの作り方】を学ぶのではなく【人は配色から何を感じるか】を学んだほうがいい

根底にある知識・スキルをつけないと費用対効果は下がり続けます。

プレゼン資料(文書作成)の例だと

そもそもで考えれば、文書力というのはコミュニケーション力の一部です。

伝達の手段として文書を使っているだけで、文書の目的は何かを伝えて行動してもらうという点で間違いなくコミュニケーションの一部です。

伝えたいんですよね。資料で。パワポだろうがホームページだろうが、報告書だろうが分析レポートだろうが。根底にあるのは伝えるという行為です。

つまり、

  • パワポだとこうする
  • 報告書だとこうする
  • ホームページだとこうする

という部分最適ではなく、人に伝えるにあたってみやすいデザインや読みやすい文章はどんなものかということに着目する必要があります。
何故なら資料作成について必要となる要素の根底にあるのは、どの場合も共通して「色使い(画像などの配置も含む)」と「文章」だからです。
特に学ぶべきは以下2点が良さそうではないでしょうか。

  • 色や配置によって視覚が受け取る印象について
    例えば、色の組み合わせで受ける印象だけでなく、3原色や色環など。
    赤の反対は緑って知ってますか?
  • 日本語の文章力向上
    同じ意味で伝わるなら、単語が少ないほど美しい文章。

これらの根底にあるスキルを学ばないと、いつまで経っても部分最適から抜け出せません。こういうのはそれぞれ「学問」という形で体系化されています。例えば「色覚」についてなど。

こういうものを勉強するべきだと思っています。
これらを学べば、パワポがとかいうレベルではなく資料作り全体のレベルを向上させることができそうですね。

ただ、もちろん学問を学べなんていう気はありません。大変すぎるので。

【パワポの作り方】を学ぶのではなく【人は配色から何を感じるか】を学んだほうがいいよということです。これは1冊の本にまとめられていますので難しくはないはずです。

つまり・・・・

個人的な理解は以下の通りです。

  • 小手先のスキルを学ぶのであれば16万もかけなくてもできる。
  • 根底を学ぼうとすると学問とかのレベルになり大変なので、まとめてくれてる本を2、3冊買って勉強すればいい。

私は受講しない。ということです。

1ヶ月間毎日時間を拘束されるの地味に辛い・・・

どんな人が受講するといいか

後輩が参加しようとしていたら全力で止めるわけですが、どんな人が16万の講座に参加するのがいいのでしょうか。

申し訳ないのですが、私には全くわかりませんでした。

もちろん、そもそもの話として「もふもふ不動産」さんもおっしゃっていますが、「16万に見合った価値があると思えばやればよくて、人それぞれ」というのが前提です。

これは「私の感性で判断すると」という内容です。
アプトプットに価値があるのは120%同意しますが、今の世の中はアウトプットの手段は有償無償問わず無限にあります。このブログもアウトプットの1つでしょう。16万円の価値があるのかないのか・・・難しい判断ですね。

1つ間違いないのは、16万円を払った・1ヶ月間毎日やったということで、やった気になって満足しないことは重要だと思います。

  • B!